皆さんこんにちは!今回は、静岡県側から富士山の絶景を満喫する日帰りドライブの様子をご紹介します。富士山はどこから見ても美しいですが、冬の静岡側からは比較的晴天率も高く、雄大な富士山を眺められる可能性が高いということで行ってみたところ大当たり。絶景も勿論、グルメも楽しめた良いドライブでした。
- 今回のルート
- 朝の沼津港で、新鮮なお刺身定食をいただく。
- 富士山と松林の絶景が楽しめる、千本浜公園。
- シーラカンスなど、興味深い展示が満載!沼津港深海水族館。
- 駿河湾の深海スイーツで、小腹を満たす。
- 富士山本宮浅間大社。湧玉の池で、心も綺麗に。
- 静岡県富士山世界遺産センターで、文化的な魅力にも触れる。
- 静岡県の名物ファミレス「さわやか」でハンバーグ!
- 御殿場ICで途中下車し、富士八景の湯へ。
今回のルート
柏を出発して、まずは沼津港の「せきの」(地点B)で朝ご飯です。その後は千本浜公園(地点C)、沼津港深海水族館(地点D)と回り、沼津港エリアを満喫。ランチは軽めに、沼津港で磯揚げ天などを購入し、車内で。午後は富士宮方面に移動し、富士山本宮浅間大社(地点E)、静岡県富士山世界遺産センター(地点F)、さわやか富士鷹岡店(地点G)で早めの夕食。最後に温泉は御殿場市内の富士八景の湯(地点H)で温まり、一路柏へと帰宅です。
朝の沼津港で、新鮮なお刺身定食をいただく。
土曜日の午前7時頃、沼津港に到着です。沼津港は観光施設も沢山あり、立派な立体駐車場も整備されています。
駐車場に車を停め、沼津港で朝日を拝みます。狩野川の対岸には神社のような建物も見えます。
沼津港は、この写真の内港と外港に分かれており、内港は主に漁船が停泊します。内港からも富士山が綺麗に見えます。
今回、朝食を食べるのは「せきの」というお店。場所は下の地図の通りです。
お店の外観です。沼津港は、11時頃から続々と海鮮丼のお店などがオープンしますが、こちらの「せきの」は早朝から開店しています。これは食後に撮った写真ですが、8時頃には長い列が出来ていました。
メニューはこんな感じです。かなり迷いましたが、お刺身盛定食にしました。
店内はこんな感じです。小さい店内ですが、8人掛けのテーブルも一つありました。
さあ、来ました。お刺身盛定食です。駿河湾の海の幸のオールスターという感じで、最高でした。やはりアジが素晴らしい。
こちらは次男が注文した海宝丼です。お刺身盛定食の丼版といった感じでした。
単品のアジフライを注文しているお客さんも多かったです。次回はアジをメインで頼んでみようと思いました。
富士山と松林の絶景が楽しめる、千本浜公園。
朝食の後は、少しだけ車で移動して千本浜公園に向かいました。場所は下の地図の通りです。
この千本浜公園では、海岸沿いの立派なクロマツ林の中を散歩できます。この松原は、1537年頃、駿河の今川・甲斐の武田と伊豆の後北条との戦いで伐り払われたものを、増誉上人が地道な植林で復旧させたものです。潮風から集落を守る意味でも、貴重なクロマツ林だと思われます。
海側の防波堤の上からは、富士山と松林の絶景が楽しめます。サイクリングや散歩を楽しむ方も多数おられました。
海までは階段で簡単に降りることができます。
砂浜からは広大な駿河湾と、向こうには伊豆半島が見えます。多分、西伊豆の大瀬崎辺りだと思います。当初は沼津から西伊豆を目指そうかとも思いましたが、対岸から眺めるのも良いですね。
この千本浜公園は、白砂青松100選にも選ばれた景勝地。その名の通り、素晴らしい眺めが楽しめました。
シーラカンスなど、興味深い展示が満載!沼津港深海水族館。
海沿いを散歩した後は、再び沼津港エリアへ。10時に開館する、沼津港深海水族館へ行きます。場所は以下の地図の通りです。
沼津港深海水族館は、お土産屋さんや海鮮丼屋さんが立ち並ぶ商店街の中にあります。水族館としては小規模で、このように路地の中に突然現れる感じです。
ただ、入ってみると小さいながらもこの水族館のユニークさに目を奪われます。同じような種類の魚でも、水深の浅いところに住む種類と、深海に住む種類がいます。それを左右に水槽を並べて展示し、動きの違いなどを見ることができます。
駿河湾の様子を再現した大水槽です。タカアシガニがやはり目立ちます。
駿河湾は海岸から一気に水深が深くなり、最深部は2,500mと日本一深い湾として知られています。(ちなみに2位は相模湾、3位は富山湾だそうです。)深海魚をすぐに水族館の中に入れることができるので、沼津は深海魚水族館にはベストな位置です。
そして、シーラカンスを主題とした展示も見所です。沼津港深海水族館は、2体の冷凍と3体の剥製標本を持つ、日本で唯一の水族館です。特に冷凍シーラカンスは世界でもこの沼津港深海水族館でしか見ることができません。
3億5000万年前から同じ形をしている生きている化石、シーラカンスの姿を間近でじっくりと見ます。ヒレの形が随分違います。
これが冷凍シーラカンスです。感動してしまいました。
これが全体の剥製です。背骨も持たず、硬いウロコでも体を支えている不思議な構造だとか。繁殖方法など、謎な部分も多く残っていることを知りました。
沼津港での底引き網などで珍しい生物が採集されれば、すぐに展示入れ替えも行っているそうです。定期的にチェックしたい水族館でした。
駿河湾の深海スイーツで、小腹を満たす。
沼津港深海水族館の見学を終えて、少し小腹が減りました。港周りにはテイクアウト可能なスイーツなどのお店が沢山ありますので、立ち寄ってみます。
沼津深海プリン工房というお店で、甘いものを補給。
深海プリンは見た目も良く、お土産に良さそうです。家で食べましたが、爽やかなゼリーと結構濃厚なプリンが良く合っていました。美味しかったです。
長女は深海モンブランを注文。モンブランですが、色は深海仕様です。
私は深海ソーダをいただきます。写真映えが良いですね。
他にも、「磯揚げまる天」というお店の、生姜れんこん天などをテイクアウト。移動しながら軽い昼食を食べました。
富士山本宮浅間大社。湧玉の池で、心も綺麗に。
次は、もう少し足を延ばして富士宮へ向かいます。富士宮までの道も、富士山が綺麗に見えて素晴らしいドライブルートでした。
景色に感動しつつ、沼津から富士宮までは下道で45分程度。富士宮市中心部にある、富士山本宮浅間大社に到着です。
富士山本宮浅間大社は、全国で1,300社ある浅間神社の総本宮です。かつては修行の身にある人が富士登山前に浄めをする場所で、富士山信仰の中心地です。世界遺産としての富士山の構成資産のひとつ。富士山頂を保有しているのも、この浅間大社です。
まずは立派な楼門から入っていきます。
拝殿も立派です。
拝殿の後ろには本殿があります。本殿は二重の楼閣造りとなっているのがユニーク。拝殿と本殿ともに、徳川家康の寄進だそうです。
境内の中にある、湧玉池です。富士山の溶岩の間から雪解け水が湧いて出来た池です。年間通して13℃ほどの水温の、とても綺麗な水が湧いています。
とにかく、富士宮も水が綺麗な所です。
池の底には、バイカモなど綺麗な水にしか生息しない水草も透けて見えます。
地元の方のお散歩コースにもなっているようで、羨ましい限りです。
湧玉池の水は、容器に入れて持ち帰りもできます。すっきりとした美味しい水でした。
静岡県富士山世界遺産センターで、文化的な魅力にも触れる。
富士宮市街地には、もう一つ魅力的なスポットがあります。静岡県富士山世界遺産センターです。ここでは、世界文化遺産としての富士山の魅力に触れることができます。場所は以下の地図の通りです。
車は近隣の市営神田川観光駐車場に駐車すると便利です。
まずは入り口から圧倒される、赤い鳥居と富士山です。富士宮市内全域が富士山の絶景ポイントですが、ここはすごい。
建物もこのようにユニーク。逆さ富士をイメージしたものだそうです。木材が見事に使われ、樹種はおそらくヒノキです。
内部はらせん状になっており、富士山登山を疑似体験できるような展示です。この写真のような麓の景色から、館内を登るにつれて最後は荒涼とした山頂付近の景色に変わっていきます。
登り切ったところにある展望ホールからの富士山も、絶景です。
館内はどちらかというと、文化的な展示が多かったです。浮世絵などに出てくる富士山や、文学の中での富士山。信仰の対象としての富士山などなど、興味深い展示がたくさんありました。地学的な展示は軽めでしたが、子供達には分かりやすかったと好評でした。
静岡県の名物ファミレス「さわやか」でハンバーグ!
たっぷり観光をしたので、早めの夕ご飯へ。静岡といえば、「さわやか」のハンバーグです。全国的にも有名となった有名ハンバーグチェーン店ですが、店舗は静岡県内にのみあります。
人気が出るにつれて、待ち時間も増えてきました。最近は公式ホームページで、このように各店の待ち時間を表示してくれるようになり、大変便利です。
一例として掲載したスクリーンショットは、土曜日の12時ですのでかなり長い待ち時間となっていますね。今回は16時頃に向かいましたので、富士鷹岡店の待ち時間はゼロ分でした。
さわやか富士鷹岡店の位置は下の地図の通りです。
さあ、名物のげんこつハンバーグです。牛100%の挽肉で、レアでいただけます。
そして、静岡県産のフルーツを贅沢に使用したパフェも名物。現在は三ケ日ミカンのパフェでした。
なかなか千葉からは頻繁に行くことはできませんが、また静岡方面に行く際には絶対訪問しようと思います。美味しいです。
御殿場ICで途中下車し、富士八景の湯へ。
食後は温泉に行こう!ということで、富士市周辺で日帰り温泉を探しましたが、今一つヒットしません。帰り途中の御殿場まで移動し、温泉に入ることにしました。選んだのは御殿場ICから乙女峠方面に少し登った、富士八景の湯です。
受付横にお土産コーナーがあり、大浴場までの途中にスロットゲームなど少し遊べる施設もありました。大浴場入り口の様子です。
内湯と露天風呂が1つずつのシンプルな作り。サウナも付いていました。内湯はこのような感じです。(下の写真は富士八景の湯のホームページより)
露天風呂からは富士山の絶景が見えます。私たちが入浴したのは日没後でしたが、御殿場の街灯りに富士山の雪が少し反射しているのか、うっすらと富士山の姿が見えました。
泉質は単純泉で、サラっとした感じです。源泉かけ流しという訳ではありませんが、眺望と立地の便利さが良いポイントです。
以上、沼津~富士宮のドライブの様子をご紹介しました。とにかく富士山の眺めを満喫するには絶好のドライブコースですので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。それではまた!