東北~長野辺りは、紅葉も終盤といったところでしょうか。秋から冬に移り変わる季節は、旅行では完全にオフシーズン。ただ、のんびり温泉に入るにはこれまた良い季節です。今回は、11月の最終週に蓼科高原~諏訪周辺を1泊2日でドライブした記録です。
ルート
1日目:柏→首都高入谷→諏訪南IC→車山高原→霧ヶ峰富士見台→横谷峡乙女滝→御射鹿池→渋御殿湯泊
2日目:渋御殿湯→諏訪高島城→北澤美術館→井筒ワイン→塩尻IC→大月IC→甲州街道→相模湖IC→中央道、圏央道、東北道、外環道、常磐道経由流山IC→柏
初日は蓼科高原の自然を中心に。お目当ては、足元から湧出する温泉のある渋御殿湯です。とにかくゆっくりしたい、と出かけた旅でした。往復は渋滞回避のために、少し変則的なルートを辿っています。
車山高原は、晩秋の冷たい空気。
朝、柏を出て12時過ぎ頃。車山高原に到着です。ビーナスラインに入り、少し行くと白樺湖を見下ろす展望台がありましたので、立ち寄ります。車を降りると、キリっとした空気。そして、人は誰もいませんでした。
白樺湖を見下ろすロケーション。少し散歩をしました。
標高が高いので、山並みと同じ目線です。茶色い世界も神秘的。
もう1か月もすれば、スキーシーズンでこの辺も賑わうはずです。
霧ヶ峰富士見台からも絶景!
ビーナスラインをもう少し先に進みますと、霧ヶ峰富士見台という、少し大きな駐車場と食事処がある施設があります。
ここからは小さく富士山が。標高1700mほどから見るためか、同じ目線に富士山があるように見えます。
この方角からは、穂高、槍あたりの山々だと思われます。
こちらの真ん中の台形の山は御嶽山です。
北~南アルプスまで、本州の背骨が一通り見えます。本当に見晴らしの良い場所。
降水量が少ないエリアなので、気温は低いのですが凍結路ではありません。比較的走りやすい道で、登山しなければ味わえないような絶景が楽しめます!(12月中旬からはガチガチに凍る場合も多いので、油断は禁物ですが・・・)
夏はニッコウキスゲの群落などが楽しめるそうですが、この季節は一面の荒野。
さあ、ちょっと寒くなってきたので、暖かいそばでもいただきましょう。
静かで良い空気の中、家族でのびのび過ごせました。遊具とか乗り物とか、全くありませんでしたが、広いところを走り回るだけで、子供は楽しいはずです(笑)
車山高原を下り、乙女滝、御射鹿池へ。蓼科の奥地に進みます。
ビーナスラインを下り、そろそろ目当ての渋御殿湯方面へ。渋御殿湯は蓼科の最奥地。その途中にも、見所が点在しています。
まずは、横谷峡の乙女滝へ。横谷温泉旅館の先を進んでいきます。この旅館もなかなか有名なようですね。機会があったら泊まってみたいところです。
車を停め、滝へ向かいます。なぜか駆けっこになった。
立ち寄ったところが、ド迫力の滝でした。間近で飛沫を浴びながら、深呼吸などして満喫します。それにしても、なかなかの水量。
続いて立ち寄ったのは、御射鹿池です。
東山魁夷、緑響くのモチーフとなった池。ひっそりと静かなところでした。
カラマツが多い林ですので、もう少し早く訪れたら黄色の紅葉が綺麗だったかもしれません。ただ、落葉後の雰囲気も素晴らしいものがありました。
渋御殿湯に宿泊!
宿泊先は、渋御殿湯という蓼科最奥地の温泉です。ここは八ヶ岳登山の入り口ともなっている宿で、野口健さんもよく訪れているようです。
入ると、山の宿によくある剥製たちがお出迎えです。
さっそくお風呂に向かいます。建物の造りはかなり古いです。
温泉はとても個性的でした。風呂桶に板の蓋がしてあり、自分で外して入る形式です。足元から自噴している浴槽にも入りました。じんわり効いている感じがしました。が、湯温は31℃ほどですので、11月の蓼科ではちょっと寒い!頑張って5分ほど入って、子供と一緒に熱い湯に入り、上がりました。夏ならもっと気持ちよかったんだろうなぁ。
お食事は山の宿という感じで、美味しくいただきました。瓶ビールもとても美味しく感じます。
お部屋のストーブは、昔ながらの石油ストーブ。自分でチャッカマンで点火する懐かしいストーブです。子供の頃以来、20年以上ぶりに使用しましたが、きちんと使えました(当たり前か)。それにしても、まさに秘湯!という感じがしてとても良かったです。
翌日は、諏訪湖周辺でのんびり過ごし、塩尻方面まで足を延ばし、ワイナリーに立ち寄ったりして過ごします。2日目の様子は次回にします。それでは!