皆さんこんにちは!今回は北海道は函館方面への2泊3日の旅の様子をご紹介します。函館は北海道の中でも歴史を感じられる街。ゆっくり滞在するのは初めてで、非常に充実した旅となりました。
- 羽田空港から函館空港到着まで。函館上空からの絶景も楽しめます。
- 今回の旅程
- 1日目のルート
- 初秋の五稜郭公園を少しだけ散歩。
- 函館といえば塩ラーメン。麺厨房あじさい本店で大満足。
- まるでドーバー海峡!乙部町のシラフラを見る。
- 徳川幕府最後の軍艦「開陽丸」を見学
羽田空港から函館空港到着まで。函館上空からの絶景も楽しめます。
往路は羽田空港からJALで。台風接近の情報もある中で、やや不安なスタートでした。ただ、函館は北海道新幹線も通っていますので、保険をかける意味で新幹線の切符もネットで確保。新幹線の場合は直前でネット予約をキャンセルしても数百円の手数料のみの支払いで済みます。
無事に飛びそうで何より。楽しみです。
飛行機は出発が20分ほど遅れ、さらに函館空港着陸を一度やり直し。ただ、函館の街並みが二度も上空から眺められ、素晴らしかったです。
綺麗な競輪場があります。行ってみたい。
函館空港に到着です。函館はイカの街。美味しいイカが楽しみです。
予定より40分ほど遅れましたが、無事に到着!さあ、ここから観光スタートです。
今回の旅程
ここで今回の2泊3日の旅程をご紹介します。
1日目:柏→羽田→函館空港→五稜郭、麺厨房あじさい本店→シラフラ(乙部町)→開陽丸記念館(江差町)→グリーンピア大沼泊
2日目:グリーンピア大沼→大沼公園→ラッキーピエロ峠下総本店(七飯町)→函館山→湯の川温泉(函館市熱帯植物園)→竹葉新葉亭泊
3日目:湯の川温泉→函館駅前から市電観光(末広町下車、旧イギリス領事館、函館区公会堂)→函館朝市→聖ヨハネ教会→カトリック元町教会→旧戸井線アーチ橋→恵山海浜公園→函館空港→羽田→柏
1日目のルート
初日のルートはこのようなルート。函館空港(地点A)でレンタカーを借り、五稜郭(地点B)へ。五稜郭近くの麺厨房あじさい本店で塩ラーメンを食べ、その後は乙部町のシラフラ展望所(地点C)、くぐり岩(地点D)を観てから江差町の開陽丸記念館(地点E)を見学。宿泊は大沼公園近くのグリーンピア大沼(地点F)です。
函館から江差への国道227号線は快走路でしたが、往復で1回ずつパトカーに捕まっている車を見ました。流れに乗る程度で、スピードは控えめに致しましょう。
初秋の五稜郭公園を少しだけ散歩。
空港でレンタカーを借り、函館市内をドライブです。函館は市電が主要な街を繋いでおり、市電とのドライブも楽しめます。
空港から15分程度で五稜郭公園に到着です。位置は下の地図の通りです。
五稜郭公園の入り口には、五稜郭タワーが。2021年9月現在は臨時休業中でした。
このタワーに登ると五稜郭が一望できます。少し前の記事ですが、五稜郭タワーに登った際の様子もご紹介していますのでよろしければご覧ください。
目線からでは全体像をつかめないので、今回は解説版で五稜郭を見てもらいます。
超有名ですので、今さら述べるまでもありませんが、五稜郭は星型の洋式城郭です。日本最大の洋式城郭で、幕末期に箱館奉行所として建設されました。元々は今の元町公園に陣屋があったのですが、万一外国からの攻撃があったときに備え、海から少し離れた場所に移設することに。その際にこのような様式が採用され、急ピッチで建設されたものです。
その後、新政府軍に引き渡されたり、榎本武揚率いる旧幕府軍が占領したりと、幕末期の色々なドラマがある場所です。今は長閑な観光地。お濠を見ながら時の流れを感じます。
復元された箱館奉行所など、内部も見所はたくさんありますが、今回は入り口だけで退散。ラーメンを食べて江差に向かわなくてはいけません。色づいた木々をみながら、またゆっくり来ようと思いました。
函館といえば塩ラーメン。麺厨房あじさい本店で大満足。
五稜郭公園で時間調整をし、麺厨房あじさい本店へ。地図は以下の通りです。
11時開店です。10分前に待機(笑)
久しぶりの函館塩ラーメン!塩ラーメンなのに飽きのこない味。素晴らしかったです。
長男は塩バターコーンという、これまた罪作りなメニューを選択。少しもらいましたが、バターとコーンは北海道らしくて良かったです。
函館で塩ラーメンが広まったのも、開国後に広東省の人たちが広めた湯麵がルーツという説があるとか。色々な歴史があって、今の函館の魅力が作られています。
まるでドーバー海峡!乙部町のシラフラを見る。
今回は函館周辺で2泊するということで、あまり本州からは気軽に行けない江差方面にも足を伸ばそうと思っていました。函館から1時間少々のドライブで日本海側へ。
乙部町のシラフラ展望所に到着です。位置は下の地図の通りです。
特に何かが整備されている訳ではありませんが、素晴らしい光景です。「シラフラ」とは、アイヌ語で白い傾斜地という意味だそうで、高さ30mほどの断崖が続いています。まるでドーバー海峡のようです。(行ったことはありませんが・・・)
周りは全く観光地化されていません。そんなに辺鄙な場所ではありませんが、最果てに来たような、特別な気分にさせてくれる場所です。
さて、車で少し移動して浜に降りられる場所へ。滝瀬海岸という海岸に、くぐり岩という名所があります。この駐車場からシラフラを下から見上げられるスポットまで徒歩10分ほどで移動も可能です。
車を停めて、浜まで下ります。見事な青い海。
たまに散歩の方が通りますが、基本的には無人でした。
写真右側の穴の開いた岩がくぐり岩です。人為的に開けられた穴だそうです。
500万年ほど前の火山噴火で海底に堆積した軽石が隆起したという、この白い岩。見事でした。
ちなみにシラフラまで徒歩で向かおうとしましたが、落石注意の看板と、比較的波が高い波打ち際を子供連れで10分歩くのは危険と判断し、ここで景色を楽しんで退散。充分満足しました。
もう9月だというのに駐車場近くに紫陽花が咲いていました。北海道は長い間紫陽花が楽しめます。
徳川幕府最後の軍艦「開陽丸」を見学
乙部町を出て少し南の江差町へ。江差追分などで有名な街ですが、幕末の軍艦「開陽丸」が沈没した地でもあります。
今は開陽丸が復元され、引き揚げられた遺物が展示されている開陽丸記念館があります。
開陽丸記念館の場所は以下の通りです。
お土産屋さんなどが入る、えさし海の駅開陽丸で入場券を購入します。
開陽丸は元々江戸幕府が諸外国の海軍に対抗するため、オランダで建造した軍艦です。その後戊辰戦争などでも活躍しますが、明治元年(1868年)に江差沖で荒天のため座礁、沈没してしまいます。これが後の箱館戦争にも多少影響を与えたでしょう。まあ、9割9分旧幕府軍は敗れる運命だったと思いますが、万が一蝦夷共和国となっていたら・・・とか、色々と想像は膨らみます。
引き揚げられた遺品の数々。江戸時代というイメージはありません。
さあ、開陽丸の中に入っていきます。
マネキンを使って、実際の戦闘の様子もリアルに復元されています。
開陽丸の装備も、引き揚げられたものが綺麗に展示されています。
展示は全て写真に収めていませんが、とても面白かったです。設計に携わった幕府の留学生たちのオランダでの造船所の様子や、進水式での晩餐のメニュー、ワインリストまでありました。江戸時代と明治時代の2つは歴史の授業では完全に分けて扱われますが、函館、江差に来ると密接につながった歴史として実感できます。
甲板に出ると、清々しい景色が気持ち良い。
この浜で遊ぶのも楽しそうです。海もとても綺麗です。
素晴らしい展示ですので、ぜひ皆様も訪問してみてください。
まだまだ盛りだくさんな旅は続きますが、とりあえず今回はここまで。次回は大沼公園近くのグリーンピア大沼の宿泊記にしようと思います。
それではまた!