子連れM氏の旅行ブログ

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北海道&東日本パスの旅行のお勧め 札幌→千葉 (3日目、盛岡→山形 本格的な豪雪地帯に突入。2005年12月の旅行記)

2005年に札幌から千葉まで、北海道&東日本パスを利用して帰省した記録です。お得で、JR東日本JR北海道管内の普通列車だけではなく、第3セクター(青い森鉄道、IGR岩手銀河鉄道北越急行)も利用できる、大変便利な切符。時間にゆとりがあれば、ぜひまた使ってみたい切符です。

www.jrhokkaido.co.jp

3日目の本日は、早朝盛岡を出発し、田沢湖経由で秋田へ。その後、酒田、余目(あまるめ)、新庄経由で最終的には山形で宿泊です。また日本海側を回ります。あえて大雪の地域に向かう、ドMルートですが、その分絶景が待っています。

 

始発の田沢湖線でいざ出発!

盛岡を出たのはおそらくAM5時台。今思えば、本当に20代前半の体力は凄まじいですね。6時半ごろ、田沢湖駅に到着です。

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田沢湖には、たつ子姫伝説という伝説が残されています。駅の案内板で知りました。とても美しい娘、たつ子がその美しさと若さを永遠に残したいと考え、密かに観音様に願いをかけた。百夜経った満願の夜、「北に湧く泉の水を飲めば願いが叶うであろう」とのお告げを受け取り、一人家を出て・・・とうとう院内岳を越え、やっと泉を発見する。ひとすくい泉を飲むと、どんどんのどが渇き、ついに腹ばいになり、泉が枯れるほど飲み続けた。気が付くとたつ子は龍になり、田沢湖の主となって湖底深く沈んでいった・・・という、伝説です。

田沢湖は日本で最も深い湖ですが、その景色だけでなくこのような東北の民話に触れるのも大変楽しいものです。

 

列車は停車時間を過ぎ、秋田に向けて出発。とうとう本気の豪雪地帯の景色となってきました。

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朝8時半ごろ、ようやく秋田駅に到着です。

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秋田から酒田へ。そして最上川沿いの景色を楽しみ新庄へ。

秋田駅で駅ビル内などをぶらぶらしました。窓から駅前の街の様子を眺めたりして過ごします。秋田は雪の量は札幌より少ない地域なのでしょうか?駅前の道路を一生懸命除雪している車両が1台ありましたが、札幌より小さいように感じました。

札幌では大きな除雪車の後ろにダンプが数台並び、どんどん排雪していく光景を見ていたので、これは大変だな・・・と。

何はともあれ、秋田駅で駅弁を購入し、朝ご飯です。ハタハタすめし弁当。学生の分際で、結構豪華なものを食べていたな(笑)

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秋田からは羽越本線で酒田に向かいます。ここで、再度列車の遅延が発生。30分程度ですが大雪なので仕方ないです。酒田での観光時間が短くなりますが、旅程に大きな支障はありません。

列車は酒田に到着し、駅前を少し散歩しました。山形銀行さくらんぼのマークがかわいい。

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駅前の八雲神社です。もう年の瀬です。

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雪の神社も大変美しいですね。そして何日ぶりかに見た青空!日本海側で年末に晴れるのは珍しい。

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そして酒田駅に急いで戻り、ここからさらに羽越本線で南下します。

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バスが沢山並んでいますね。実は、特急いなほの脱線転覆事故があった年でした。そのため、酒田から南は列車が運休していたのです。そのため、我々は次に酒田の南の余目(あまるめ)から、陸羽西線に乗り換えて新庄に向かう予定でしたが、代行バスで余目に向かうことになりました。

 

代行バスは若干の時間を要しましたが、問題なく余目駅に到着です。

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余目駅前で13時半ごろ、お腹がすきました。駅前の一幸食堂で美味しいごはんをいただきます。

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tabelog.com

こういう駅前の食堂って、何か良いですよね!残ってほしいお店です。

 

ここからは、陸羽西線で新庄まで。最上川に寄り添って走る路線です。

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古口駅。雪の量がさらに多くなってきました。

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列車は力強く進んでいきます。

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一面の銀世界が美しい14時半過ぎ。冬の夕暮れは早いですね。

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北海道ではこのような雪の積もり方をしない(サラサラでここまで地層のように重ならない)ので、珍しいと思い撮った一枚。新潟や山形の人にとっては当たり前なのでしょうけれど。

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新庄は大きな駅でした。ここからは山形線山形駅に向かいますが、山形を通過し、一旦かみのやま温泉でひとっ風呂浴びようということになりました。

 

かみのやま温泉の公衆浴場で入浴、そして山形の板そばをいただく

かみのやま温泉到着は18時過ぎ。ちょうどお風呂に入るには良い時間です。上山城跡を撮りましたが、暗いですね(笑)チラついているのは雪です。

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かみのやま温泉は、開湯560年の歴史を持つ、東北を代表する温泉地です。旅館も多数ありますが、このような外湯もあり、入浴料は150円程度で楽しめます。

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洗髪料を別途支払うという、本当に昔ながらの雰囲気です。ただ、お湯はやわらかい弱ルカリ性の湯。ビジネスホテル続きでしたので、温泉で足を伸ばせて大変ありがたかった。

kaminoyama-spa.com

 

かみのやま温泉駅まで戻り、宿泊先の山形駅まで戻ります。

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晩御飯は山形名物の板そば!山形のお蕎麦も美味しいですよね。お隣のテーブルでは小さな忘年会が行われていました。12月29日でしたので、仕事納めという方も多かったのかもしれません。

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宿泊は山形のアパホテル。当時は部屋が狭かった思い出しかありません(笑)。アパホテルに泊まったのは、後にも先にもこの1回きりです。

いよいよ旅も後半に突入。翌日は山寺を経由し会津若松まで。この日も朝早くから遅くまで頑張りましたが、まだまだ進みます!