只今発売中の、北海道&東日本パス。鉄道を使って東日本、北日本の節約旅行をするには大変便利な切符です。
今回は札幌から千葉への帰省旅行の第4日目。山形から福島県の会津若松までの移動です。朝一番で、山寺を訪問。雪の山寺をゆっくり回る、非常に貴重な旅となりました。
朝早く、雪の山寺へ。
山形駅から山寺駅までは、仙山線で15分程度。7時半ごろ、山寺駅に到着しました。
駅から山寺を見ることができます。これからあの山に登るのです(笑)
山寺は860年に開かれた、言わずと知れた大変歴史のあるお寺。松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句でも有名ですね。新緑の季節は、山形のさくらんぼシーズンと相まって、大変な観光客でにぎわいます。ただ、私も何度か訪問していますが、この冬の景色が一番美しい気がしました。
到着し、拝観料を支払うところで係の方と少しお話しました。本日はズームイン朝!の、テレビクルーが朝来る予定だったのに、大雪で到着が遅れているらしいとか。
「どこから来たの?」と聞かれ、「札幌からです~」とお答えしたところ、「じゃあ、この雪でも平気で登れるね!」と、笑われてしまいました。
それでも、この階段はなかなかハードです。
いやあ、滑る滑る!手すりを頼りに登っていきますが、手すりが冷え冷えで、これまた(笑)
岩肌と氷柱も美しい。
かなり登ってきました。そして断続的に雪が降り続きます。
確か、修行の岩場と呼ばれているところです。修行者以外の者の登山が禁じられている場所。冬は一層隔絶された世界となります。
一番上の五大堂まで来ました。絶景です。そして、奇跡的に陽が差してきました。
勿論、とても寒いのですが、ついつい長居してしまう美しさ。
とても静かな時間です。
さあ、下山開始です。なんと、青空が広がってきました。急に世界が明るくなり、同じ場所とは思えないほどです。
雪道は大変でしたが、こんなに美しい景色を見られて大満足です。
列車が来るまでの間、山寺駅前の団子屋さんで、暖かいお団子をいただきました。
山寺駅からの帰りの列車は10時半ごろ。約3時間の滞在でしたが、充分楽しめました。
ここからは、ひたすら移動です。一度山形駅に戻り、そこから奥羽本線で福島駅へ。福島からは東北本線で郡山。郡山から磐越西線で会津若松に到着です。
福島から郡山は、もう北関東といった雰囲気。雪もほとんど無く、これはこれで驚いてしまいました。
会津若松には16時半に到着。会津若松は再び大雪です。そして今日は少しゆとりの到着。
市内の食堂で、会津若松名物のソースカツ丼を。残念ながら店名を忘れてしまった・・・
ただ、濃厚なソースがからまり、大変美味しかった記憶があります。カウンターで横並びの席で、いかにも地元のお店という雰囲気でした。