今回は、4年前の2015年10月の千葉県佐倉市へのちょっとお出かけ、といった記録です。この日は天気が悪かったため、屋内でも楽しめる佐倉のDIC川村記念美術館を訪問しました。
電車とバスでもアクセスは容易。
柏から東武アーバンパークラインで船橋へ、そこから京成本線で京成佐倉駅まで向かいます。成田スカイアクセス線が出来てからは、なかなか京成本線で成田方面に向かうことは少なくなりましたので、久しぶりの景色を楽しみました。
京成佐倉駅とJR佐倉駅からは、DIC川村記念美術館まで無料の送迎バスが出ており、便利で格安に移動できます。時刻表によれば、土日祝は概ね30分おきに無料送迎バスが出ており、とても便利です。
また、有料ですが東京駅からの直通バスもあります!千葉県外からのアクセスもとても容易で、気軽に訪問できそうです。
緑に囲まれ、しっとりとした雰囲気の敷地内
バス停を降り、敷地内に入ると、なだらかな起伏と綺麗に手入れされた緑に出迎えられます。一気に別世界に来たような、しっとりとした雰囲気に驚きます。
北総台地の里山をそのまま活かし、自然散策路なども整備されています。この日は雨だったため、外の散策はしませんでしたが、散策路で野鳥や昆虫を探してみるのも楽しいでしょう。
チケット売り場からギャラリーを通り抜けていきますが、そこのギャラリーも雰囲気が良く、興味深い小物の展示が行われていました。製作者の方に気さくに話しかけていただき、少し雑談をした後、美術館内へと庭園を歩いて行きます。
目を引く屋外展示は、フランク・ステラ作「リュネヴィル」です。
混沌とした立体に目を奪われます。
美術館内の展示は少数精鋭で、ゆっくり贅沢な時間を楽しめます。
館内は良い意味でシンプル。レンブラント、モネ、ルノワール、ピカソ・・・17世紀から20世紀まで、幅広い作品を少数精鋭で展示しているといった印象です。
レンブラント「広つば帽を被った男」
シャガール「赤い太陽」
などなど、数々の名画にゆっくり気軽に触れることができます。
また、個人的にはマーク・ロスコの「シーグラム壁画」がとても好きで、ボーっと見入ってしまいます。子どもも圧倒されたのか、隣に静かに座っていてくれました。
この美術館には、ロスコ・ルームとして、「シーグラム壁画」のために1部屋設けられています。後で調べて知ったのですが、これは非常に貴重なことで、ここで雨の日の休日をボーっと過ごせたのは、全く贅沢な体験だったということになります。
他にも充実した展示となっていますので、詳しくは美術館のHPをご覧ください。
それほど美術には詳しくない私でも、美術館の雰囲気はとても楽しく、良い時間を過ごせました。混雑も少なく、大変お勧めの美術館です。雨の週末にも、ぜひ足を運んでみてください。
そして、停電は残り7万戸余り。頑張りましょう。こちらも全く勝手ながら、千葉の観光情報を発信し続けたいと思います。