皆さんこんにちは!今回は福島県の会津地方への1泊2日ドライブの様子をご紹介します。2013年とやや古い記録ですが、江戸時代の宿場町の雰囲気をそのまま伝える大内宿は素晴らしかったです。
旅程
1日目:柏→大内宿→塔のへつり→観音沼森林公園→二岐温泉大丸あすなろ荘泊
2日目:二岐温泉→猪苗代湖→磐梯吾妻レークライン→磐梯吾妻スカイライン→柏
今回の記事では、1日目のドライブの様子をご紹介します!
1日目のルート
柏から常磐道、磐越道を経由し会津若松ICで降ります。そこからは県道を経由し大内宿へ。その後は近隣の見所を回るルートです。
タイムスリップ気分が味わえる宿場町。大内宿を楽しむ。
朝の静かな大内宿を歩きたかったので、柏を早朝に出発。猪苗代付近で綺麗な虹が出ました。こういうサプライズがあるのもドライブの醍醐味です。
大内宿に到着です。位置は下の地図の通りです。
駐車場に車を停め、大内宿まで風情のある小道を進みます。
徒歩10分足らずの距離ですが、森林浴をしているようで快適。
大内宿の中に入ると、立派な茅葺き屋根の民家がたくさん。
このように、南北450m、東西200mが国の伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代のままの雰囲気が良く残っています。会津茅職人の調査に訪れた美大生が、保存の必要性を村に訴えたのが、保存地区に指定されたきっかけだったとか。最初に声を上げてくれた方、そして守り続けている住民の方々には頭が下がります。
水路にも清らかな水が流れています。10月中旬の朝の気温は8℃ほど。ひんやりとして気持ちの良い空気です。
唐辛子をかたどったちりめん小物が可愛い。一軒一軒風情があります。
さて、朝ご飯にしましょう。本家玉屋さんに入ります。建物はなんと築400年。
お座敷から街道の様子も見えて、なかなか楽しいです。
こちらが名物の祝言そば(ねぎそば)。この長ネギをお箸がわりにして食べます。
長ネギをかじって薬味代わりにしつつ食べる味もなかなか。一度は体験してみてください!
さらに大内宿を散歩していきます。10時を過ぎた辺りから人通りも増えて活気が出てきました。お店も繁盛しています。
冷たいラムネ。こういう古い町並みで飲むのは格別ですね。
先ほどのネギそば発祥のお店という、三澤屋さん。
店先で五平餅なども購入。食べ歩きも楽しめます。
最後に展望台から大内宿の全体を一枚。古い町並みを残しながらも活気がある、素晴らしいところでした。
迫力ある景勝地、塔のへつり
大内宿を出て、湯野上温泉を過ぎると塔のへつりに到着です。途中通過した湯野上温泉も風情のある温泉地でした。いつか泊まってみたいものです。
塔のへつりの位置は下の地図の通りです。
会津鉄道が1時間に1本ほど出ており、駅からも徒歩でアクセス可能です。
塔のへつりはこのように、阿賀川沿いに立ち並ぶ断崖の景色が続きます。
「へつり」とは、この地方の方言で「断崖、急斜面」を指すそうです。第三系凝灰岩、凝灰角礫岩、頁岩が互い違いに層をなしており、柔らかい部分だけが風化して独特な形の岩や、不思議なくぼみが沢山出来ています。
藤見橋を渡り、岩を間近で観察します。初夏には藤の花が岩肌に咲き、美しいそうです。
エメラルドグリーンの川面と白い岩が見事な景観です。
綺麗に侵食されており、本当に面白い。
いつまでも眺めていられる景色です。
実際窪みに行ってみると、なかなかの奥行で驚きます。パワースポットでもあるらしいです。
次は新緑の時期か紅葉の時期に行ってみたいところです。
駐車場近くに会津鉄道の線路があります。たまたま、毎週末運行されている観光列車が通りました。会津若松~会津田島間を運行している、なかなか見所の多い列車です。
観音沼森林公園にて、水辺の景色に癒される。
塔のへつりを見学した後は、観音沼森林公園を訪問します。観音沼森林公園の場所は下の地図の通りです。
ここは紅葉の名所として有名なフォトスポットです。今回は少し紅葉には早い時期でしたが、涼しい空気と綺麗な景色で満足。
やや色づき始め。人も少なく、のんびりできます。
一周1kmちょっとの遊歩道も整備されています。たまたまウォーキングのイベントが行われていたようで、無料で豚汁をいただけました。軽いお昼ご飯になるほどのボリュームで、地元の野菜やキノコも美味しい!
食後、遊歩道を歩いていきます。ブナやカエデが多い森林をゆっくり散歩。紅葉と緑の葉が混ざっている景色も良いです。
針葉樹も混ざった豊富な樹種が、良い景観を作っています。
色々な葉や枝が落ちていて、子供にも楽しい遊歩道です。時間をかけてゆっくり歩いていきます。
ドウダンツツジが綺麗に赤くなっていました。
遊歩道のちょうど中間地点あたりに到着です。ここには嶽観音堂があります。
杉に囲まれた立派なお堂です。坂上田村麻呂が東征の際に建立したと伝わっています。
観音沼でたっぷり癒された後は、楽しみにしていた二岐温泉大丸あすなろ荘に宿泊します。その際の様子は次回の記事でご紹介します。それでは!