子連れM氏の旅行ブログ

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ここは天国か?!子供たちと千畳敷カールを散歩。

皆さんこんにちは!今回は長野県は駒ヶ根市中央アルプス木曽山脈)の景勝地である千畳敷カールに行った際の様子をご紹介します。

千畳敷カールは、中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳(2,956m)への登山コース入り口でもあり、夏はハイキング、登山客で大変賑わいます。本格的な装備で登山する方もいますが、カール内のお花畑を回る遊歩道だけなら、子連れでも充分楽しめます。一周約45分ほどの遊歩道から、絶景を満喫しました。

 

ルート

柏→中央道などで菅の平バス停(地点B)→ここからはマイカー禁止でバス移動となります。ロープウェイのしらび平駅→千畳敷駅→帰りもロープウェイ、バスで菅の平バス停→明治亭駒ヶ根本店でソースカツ丼(地点C)→こぶしの湯(地点D)→駒ヶ根高原農産物直売所(地点E)→駒ヶ根IC→上野原IC→国道20号で高尾山IC→圏央道、関越道、外環で柏

帰りはいつもの通り小仏トンネルの渋滞を回避するため、国道20号に降りています。八王子から稲城までも渋滞していたので、圏央道の高尾山ICからはそのまま関越道に迂回し、外環道経由で帰宅しました。

走行距離:603km

 

駒ヶ根ICを下りて、菅の平バス停駐車場までの県道も絶景です!

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菅の平バス停から千畳敷カールまでのアクセス

AM8時過ぎに駒ケ根高原、菅の平バス停に到着。菅の平の位置は下の地図の通りです。

 

駐車場に車を停め、まずはバスとロープウェイのチケット購入列に並びます。

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この写真のような並び列で、バス乗車までは1時間半ほどでした。

 

バス+ロープウェイの往復チケットで、大人4,200円。スキー場のリフト券と同じような感覚です。クレジットカード利用可能ですので、多額の現金を用意しなくてもOKです。

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待つこと1時間半ちょっとで、ようやくバスに乗れました。長男、次男、次女と私の4人で待ちましたが、途中交代でトイレや散歩に行ったりして気を紛らわせました。それほど苦痛ではなかったです。

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バスからの景色も絶景。伊那、木曽辺りは花崗岩が多いためか、岩が白っぽいです。清流と白い岩のコラボで、本当に水が良い色に見えます。

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途中の橋が修復工事中で、徒歩で渡り別のバスへ。この辺りのオペレーションがスムーズで見事。渡った先に別なバスが待機しています。

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バスの所要時間は約30分です。ひたすらつづら折りの山道のため、車に酔いやすい方は酔い止めなどの準備をお忘れなく。

 

ロープウェイ乗り場のしらび平駅に到着です。この日は9分間隔での運行でした。

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バスを降りた所で、五平餅、ソフトクリームなど軽食が購入できます。

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念のため何か力の出るものを。五平餅を頂きました。山椒味噌が美味い!

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ロープウェイ乗り場にはお土産物屋さんもあります。売上の一部が雷鳥の保護活動に使用されるという、雷鳥ブローチを購入しました。

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さあ、いよいよロープウェイへ。

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ワクワクする瞬間です。標高1,662mのしらび平駅から、2,612mの千畳敷駅まで。一気に1,000m近く標高を上げていきます!

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ロープウェイからは伊那谷を挟んで3,000m級の南アルプスが一望できます。そして、架線の向こうに少し顔を出しているのは、富士山です。

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所要時間は7分半ほど。景色が良すぎて一瞬です。

 

天国のような絶景!千畳敷カール。

さあ、日本の駅としては最高地点(2,612m)に位置する、千畳敷駅に到着です。

 

駅を出ると、もうそれはダイナミックな光景が!!

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まさに息を飲みます。

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絶景を満喫したところで、遊歩道へ。一周約45分程度の遊歩道が整備されており、登山客以外でもハイキングを楽しむことができます。(下の地図は駒ヶ根観光協会の公式ホームページより引用)

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www.kankou-komagane.com

 

反時計回りに遊歩道を進んでいきます。まずは伊那谷を見ながらの下り。

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この区間が結構険しいです。特に花崗岩の表面は見た目以上に滑りやすいので注意が必要です。

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剣が池まで下りてきました。カール地形の底になるのでしょうか。水面と宝剣岳を見ながら、幸せな時間を過ごします。

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左手に見えている建物はホテル千畳敷です。この日のような天気の時に泊まったら、最高なんでしょうね!

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素晴らしい記念写真スポットもあります。

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剣が池からは険しい道は少ないです。遊歩道を歩きながら、氷河が削ってできたカール地形の迫力を実感。

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6~2万年前ほどには山頂まで氷河で覆われていましたが、ゆっくりと移動し、浸食しながら半円状の谷を形成しました。急峻なカール壁と平坦なカール底が特徴です。まさにこの景色です。

 

遠くに見える登山道をアップで撮ってみました。山登りはほぼ未経験ですが、いつかチャレンジしてみたいものです。

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振り返っても絶景。

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高山植物のお花畑も千畳敷カールの魅力です。ミヤマアキノキリンソウ

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こちらはシナノオトギリ?

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チングルマの穂でしょうか。チングルマは開花後、このような穂になるそうです。

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間違っていたらぜひ、教えていただければ幸いです。

 

遊歩道を八丁坂分岐点まで来ました。ここから登山道と分岐します。

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とにかく幸せな散歩でした。気温は8月下旬で18℃ほど。長袖一枚でちょうど良い気温でした。

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ロープウェイを下り、しらび平駅から帰りのバスを待ちます。毎時2本のバスの他、臨時バスが頻発。10分程度の待ち時間で乗車できました。

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www.chuo-alps.com

 

運動の後は駒ヶ根名物のソースかつ丼を。

長野県駒ケ根市はソースかつ丼が有名です。駒ヶ根ソースかつ丼が定着した背景には、昭和20~30年代から伊那谷カゴメソースのトマト加工工場があり、ソースに非常に親しみをもつ地域だったことがあるようです。

今回は、ソースから自家製の有名店、明治亭駒ヶ根本店に行ってみます。場所は下の地図の通りです。

 

なかなか味のある入り口です。

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10分ほど待ちました。待ち時間にも中央アルプスの水が飲めるサービスがあります。

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暑い日だったため、余計に美味しく感じられます!

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さあ、店内に入りメニューを検討。ソースかつ丼以外にも、馬刺盛りも気になる・・・

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ただ、今回は定番のロースソースかつ丼にしました。美味しかった!

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www.meijitei.com

 

早太郎温泉 露天こぶしの湯からも絶景を堪能

少し駒ヶ根高原方面に戻り、温泉に入ります。登山後に入浴するには最適の立地の早太郎温泉は、1995年開湯と新しい温泉です。

今回は、露天こぶしの湯に入っていきます。場所は下の地図の通りです。

 

キャンプ場の中にある日帰り温泉施設という感じです。

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中は比較的新しい感じで、清潔でした。

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お風呂は開放的な露天風呂がお勧めです。露天風呂からは南アルプスの山々が一望できます!(写真は公式ホームページより引用)

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源泉かけ流しという訳ではありませんが、景色がとても良く、いい温泉でした。

chuo-alps-resort.com

 

旅の最後はいつもの通り、直売所で食料調達です。駒ヶ根高原農産物直売所でブドウやリンゴなどを購入しました。

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それにしても、一度は見てみたいな・・・と思っていた憧れの地、千畳敷カールは想像以上の絶景でした。秋の紅葉も素晴らしいようです。また機会を見つけて、絶景を味わいに行きたいと思います。それではまた!