今日、たまたま本屋さんで見つけたのが「時刻表完全復刻版 1964年9月号」でした。東海道新幹線開業前夜の、交通公社の時刻表が完全復刻されているものです。
このような表紙です。
全国の、もちろん当時の路線図が掲載されています。北海道も多くの路線が健在。
そして西へ北へ、大変な数の夜行列車が走っていました。
北海道方面へのページを開くと、札幌まで行くのも当時は1日がかりだったのだな・・・と、現在と比較して体力も時間も必要だったことが良く分かります。
ただ、各地の駅弁の紹介もあって、今ではできない旅のスタイルも魅力的です。
日高本線も元気。苫小牧から様似まで、馬を見ながらゆったり旅ができる魅力的な路線だったのですが再建を断念されました。残念です。
こちらが常磐線の始発と終電が掲載されているページ。柏までの終電は、1964年当時で0時16分上野発。
そして、こちらが現在の時刻表。柏までの終電は、0時23分上野発です。7分遅くなりました。
しかし、来年3月のダイヤ改正で一気に20分以上終電が繰り上がることが発表されていますね。1964年よりかなり早い時間に終電が行ってしまうことになります。
それにしても、終電も今と殆ど変わらず、夜行や貨物列車も夜通し走っていた当時、保線はどのように行っていたのでしょうか?
これだけ充実していた当時の鉄道の実態を知ると、色々と考えさせられることも多いです。
まだ全て読破できていませんが、本当に興味深い一冊です。