子連れM氏の旅行ブログ

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東京大学柏キャンパスの一般公開は、まさに無料の博物館、水族館。行く価値ありです。

10月25日(金)、26日(土)と、東京大学の柏キャンパスの一般公開が行われていましたので行ってきました。

そもそも、東京大学が千葉県柏市にある?ということはあまり知られていませんが、本郷、駒場に続く第3の主要キャンパスとして、様々な研究棟が立地しています。2000年にオープンしたとのことで、まだ比較的新しいキャンパスですが、地域にはもうすっかり親しまれているキャンパスで、柏の葉の街づくりにも大きな貢献をしています。

www.kashiwa.u-tokyo.ac.jp

 

年に1度の一般公開は、様々な研究室がユニークな展示を行っており、特に地元の子供向けの展示が充実しています。そのため、地域の親子連れには人気のイベントとなっており、大賑わいです。

 

郊外の開放感あふれるキャンパス。

キャンパス脇の歩道を歩き、正門に向かいます。普段、車で通過する道の東大側は、遊歩道となっており、意外と良い景色でした。水も意外と綺麗。優雅に鯉が泳いでいます。

 

正門を入り、キャンパス内へ。新しいキャンパスですが、さすがに広い。

 

ドングリ拾いを始めてしまい。時間が経過します(笑)

 

新しいですが、国立大学特有の牧歌的な雰囲気にあふれる良いところです。

 

門を入ってすぐの物性研究所。丁寧な学生さんがいろいろと教えてくれます。

正門を入り、最初に物性研究所があります。正直、私は物理は全くわからん・・・子供に解説できるわけがないのですが、入ってみましょう。

 

物性研究所の物性犬。こんなゆるキャラもいるんですね。柏の葉っぱに包まれていてかわいい。

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入るとなるほど、近未来的。

 

研究室に入っていくと、学生さんが分かりやすく実験を解説してくれます。さすがに説明も丁寧で上手です。

 

シャープペンの芯をフィラメント代わりにして、光を出すことができました!こういう実験の後、光が出る仕組み、波長、レーザーポインターの仕組みなどなど、本当に興味深い話をどんどんしてくれます。

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次は金の蒸着です。真空にした容器の中で、タングステンのコイルを熱して金を蒸発させ、小さい水晶に金を蒸着させていく様子を見ます。

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出来上がったものはストラップにして、お土産で渡してくれます。

ここの学生さんも説明が上手で、子供に対しても丁寧だったなぁ。私も頓珍漢な質問をしましたが、とても丁寧に、話を広げて説明してくれました。

 

続いて、生命系の研究棟へ。

次は、新領域生命棟という、生命系の研究棟に行ってみました。

こちらは在来種のメダカすくい。なかなか難しい(笑)

 

こちらはゼブラフィッシュ、ネオンテトラなど、比較的近縁な種の展示。ここも気さくに学生の方が話しかけてくれ、説明してくれました。

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パネル説明だったので写真には撮りませんでしたが、メダカの目の仕組み、色覚の見え方など、とても面白かったなぁ。

 

こちらは実験動物の代表、ハツカネズミが触り放題(笑)

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マザー牧場とは違った、面白いふれあいです。

 

最後は大気海洋研究所へ。深海魚の展示や飼育室がとても面白い!

最後は大気海洋研究所に向かいます。環境系の建物の前を通りますが、やはり最近のキャンパスはカッコいいですね。

 

大気海洋研究所の前で、サメや深海魚が触り放題です。すごい弾力だ!とか、こっちはぶよぶよだよ~、とか、様々な感想が出てきます。

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ちなみに、この展示の前にはキャンパス内のお寿司屋さんがあり、美味しそうでした。11時半から整理券を配っていたようで、あっという間に定員になっていたようです。確かに、五貫+お味噌汁などで税抜800円程度だったようですから、話のネタにも食べてみたかったところですね。次回は狙って行きたいです。

 

建物内に入ると、見事なバルーンアート。スーパセル、巨大な積乱雲をバルーンアートで表現しています。素晴らしい!

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海洋研の飼育室に入ります。トラザメや、シロザケの水槽。もしかして美味しそうと思って見てない?(笑)

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水族館でも人気の展示、タッチプールもありました。千葉県館山市で採取してきた磯の生物だそうです。ムラサキウニタコノマクラ、ヒトデなどなど。

 

いやはや、本当に面白かったです。近所にあるキャンパスが身近に感じられる上に、内容も本当に充実していました。

子供たちにとっても大学を身近に感じてもらえれば、親としてこんなに良いことはないです。また、学生さんにとっても、これだけ地域の子供たちが沢山訪れて、質問攻めにされることも、あまり無い経験なのではないでしょうか。

正直、日々の研究などで忙しい人も多いと思いますが、土曜日に丁寧に対応してくれるのは本当に有難いことです。また、一般の人に分かりやすく説明する、興味を持ってもらう、というのは、本当に良いトレーニングになると思いますので、是非とも前向きに、これからも続けていただきたいイベントです。

また、東大の学生さんにとっては、「柏ってどこよ?」みたいな方も多いと思いますが、程よく田舎で住みよい所なので、ぜひ気にせず来ていただければ嬉しいです。

とにかく楽しかった!ありがとうございました。