皆さんこんにちは!冬の妙高高原へのドライブも最終日。3日目は地獄谷野猿公苑にて有名なSNOW MONKEYを見学します。温泉に入るニホンザルが間近で鑑賞できる面白いスポットは、海外でも話題でした。
1日目と2日目の様子はこちら↓
旅程
1日目:柏→糸魚川で寿司→親不知子不知(おやしらずこしらず)→赤倉温泉 赤倉ホテル泊
2日目:赤倉ホテル→赤倉温泉スキー場→燕温泉 岩戸館泊
3日目:岩戸館→地獄谷野猿公苑→柏
3日目のルート
燕温泉を出発し、長野方面へ。信州中野ICで降りて地獄谷野猿公苑に向かいます。長野県に入ると雪も少なく、運転は気楽でした。地獄谷野猿公苑を見学し終わると、既に午後。街道沿いでアップルパイを購入し昼ご飯代わりに。ひたすら走って帰宅でした。
温泉を楽しむニホンザルを見て和む。地獄谷野猿公苑。
燕温泉の朝です。大雪の日という訳ではありませんが、朝に車にたっぷり積もった雪を下ろしてから出発。雪国の宿に泊まる際は、雪下ろしの時間と暖気の時間を20分くらい考慮して予定します。
妙高山麓の森林。根元から途中まで、積雪の重みで曲がって生える逞しい木々。
国道までの道はずっと滑りやすい下り坂。スピードを控えめに慎重に参りましょう。
さあ、長野に入り湯田中温泉の先、地獄谷野猿公苑へ。場所は以下の地図の通りです。
駐車場から地獄谷野猿公苑までは、30分ほど歩きます。結構滑りやすい道ですので、足元にはご注意ください。札幌で暮らしていた私でも、なかなか厄介な道だと思いました。
地獄谷野猿公苑は、ニホンザルとヒトとが共生できている不思議な空間です。子供のニホンザルがこんなに近くに!
この野猿公苑は、1964年に開園し、当初から「猿と人間の共生を観光客に見せること」をコンセプトに運営されてきました。野生のニホンザルの生態を間近に見られる野猿公園として世界的に知られています。
戦後林業が盛んになり、ニホンザルが食料としていた奥山の森林が劣化。ニホンザルは地獄谷付近のリンゴ畑を荒らすようになりました。地元民はサルを駆除するよう林野庁に申請しましたが、初代の園長となる原荘悟氏は、現在の地獄谷でサルを餌付けし、サルを駆除することなくリンゴ農家の被害を減らすことを目指し、地獄谷野猿公苑の開園までこぎ着けた経緯があります。
こうして国際的に有名な、温泉に入る猿が見られるスポットが出来上がったのです。SNOW MONKEYの名で海外でも有名で、世界中から観光客が訪れていました。
本当にニホンザルたちは自然体で温泉に浸かっています。
職員の方のみが餌付けしており、ニホンザルをそれを理解しているようです。そのため、人を過度に警戒することも、期待することもありません。
いい湯だな~。という声が聞こえてきそうです。温泉が好きなのは、子供とメスのサルなようです。オスはそこまで温泉に興味を示さないようで、湯に濡れて体が小さく見えるのを嫌う、争いに参加するのが遅れる、など、諸説あるようです。
ちなみに、ニホンザルが積極的に温泉に入るのは冬です。見学するならちょっと寒いですが真冬がお勧めです。その他、意外とお勧めなのは春だとか。生まれたての子ザルが見られるようです。
温泉の他、ニホンザルが遊べるロープ遊具などもあり、活発な動きが間近で見られます。
当時の我が子より賢そうな若ザルです。
地獄谷野猿公苑の近くには、渋の地獄谷噴泉があります。これも意外と見応えがあり、立派に噴泉を噴き上げる間欠泉です。
もともと地獄の底から吹き上げる噴泉の音が鳴り響く・・・というのが、地獄谷の名の由来です。近くに後楽館という旅館もありますので、冬に宿泊して楽しむのも良さそうです。
地獄谷野猿公苑を見学し終わり、午後2時頃となりました。妙高から長野に抜けてくると、一気に空も青くなり積雪も少なめ。長野は冷え込みますが良い所です。
信州の山々と、リンゴをデザインしたガードレール。天候が良ければ冬の長野のドライブも快適です。
後は大きなトラブルもなく、群馬から埼玉を抜け、自宅の柏まで帰宅しました。子連れでは初めてのスキー旅行でしたが、スキー以外の行程もたっぷり楽しめました。妙高は千葉からでは少し遠いですが、雪景色は素晴らしくスキーも楽しい所です。近いうちにもう一度行きたいな・・・と書きながら思いました。
それではまた!