皆さんこんにちは!今日は首都圏の内陸県、埼玉県へのドライブの様子をご紹介します。内陸県の埼玉ならではの淡水魚水族館「さいたま水族館」を楽しみ、その後は国宝「妻沼聖天山」を見学しました。半日ちょっとの日程でしたが、大変充実したドライブになりました。
- ルート
- 埼玉と言えば、うどん。新川うどんでツルツルのうどんをいただきます。
- 荒川流域の淡水魚をメインに展示。さいたま水族館を見学。
- 埼玉の日光?国宝「妻沼聖天山本殿」を見学。
- 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートは、首都圏の日帰り温泉No.1かも!
ルート
柏を出発し、まずは羽生ICを下り「新川うどん」(地点B)で昼食。その後、さいたま水族館(地点C)、妻沼聖天山(地点D)、熊谷天然温泉 花湯スパリゾート(地点E)と回り、帰宅です。総走行距離は200kmちょうどでした。
埼玉と言えば、うどん。新川うどんでツルツルのうどんをいただきます。
東北道の羽生ICを下り、昼食をどうするかな・・・と走っていると、県道沿いにそこそこ繁盛していそうなお店が。今回はたまたま発見した「新川うどん」に入りました。
埼玉県は全国2位のうどん生産量を誇っているそうです。明治期に熊谷市出身の権田愛三という人物が国産小麦の改良、普及に努めました。その流れをくみ、今でも熊谷は全国有数の麦の産地です。一大産地を背景として、県内各地にうどんの名店があるという訳です。
砂利の駐車場に停め、簡素な和風の建物に入ります。
建物はシンプルですが、期待してよさそうな店構え。
今回は次女と2人で訪れたので、待ち時間はありません。すぐにメニューを見て検討開始・・・安い!
これは平日のお昼、仕事のついででも良さそうな感じですね。
私は冷たいわかめうどんを注文。美味そうなうどんです。
娘は天ぷらうどん。
ボリューム的には、3歳の娘が残した分を私が食べてちょうど良い感じでした。大人の男性なら、大盛りにした方が良いでしょう。勿論、価格はそれでもお安いです。
ボリュームは控えめですが、のどごし良く大変美味しいうどんでした。
店内は簡素ですが、明るい雰囲気です。
良いうどん屋さんを発見できて、満足です。
荒川流域の淡水魚をメインに展示。さいたま水族館を見学。
埼玉県に水族館があるというのは、最近まで知りませんでした。水族館の場所は羽生ICを下りて5分程度の便利な場所です。
羽生水郷公園という大きな公園の中に、さいたま水族館が入っています。
駐車場から水族館へ200mほど歩きます。駐車場も広く、余裕がありました。
水族館入り口です。入館料が大人500円と安いのも魅力です。
まずは屋外展示から。ニシキゴイ、アオウオに餌やりのできるコイ池です。
どのニシキゴイも大きく、1m超えのサイズ!餌やりをすると大迫力でした。
場内は渓流のように作られており、綺麗でした。
続いてはチョウザメのコーナー。なんと、チョウザメにも餌やりができます。
小粒のピノのような形のエサを投入します。
お腹一杯なのか、食いつきは今一つ(笑)
続いて、特別展示棟に入ります。今回の特別展は、下田水族館との連携で海の魚の展示でした。
なぜ海の展示?という疑問もありますが、埼玉県も1,700万年前~1,500万年前は古秩父湾という海があったそうです。そのため、秩父などでも海の生き物の化石が出るとか。なるほどと思いましたね。
イサキが気持ちよさそうに泳いでいます。(美味しそう・・・と思ってしまった。)
渡り廊下の下にはヤドカリが沢山。こういう展示方法は楽しいですね。
説明パネルには、人工海水の作り方や、内陸で海の環境を維持することの大変さなど、興味深い説明がありました。
特別展示棟を出て、カワウソの渓流へ。コツメカワウソは本当に可愛いですね。
さいたま水族館のカワウソは、サービス精神旺盛でした。ガラス越しですが、非常に近くまで来てくれます。
さあ、いよいよ本館へ。
本館の館内マップは下のような感じで、上流から下流へと順番に淡水魚の様子が見学できます。ムサシトミヨなどの希少淡水魚や、金魚のコーナーがあるのも特徴的です。
まずは上流を代表する魚、ニッコウイワナから。
続いてこちらも有名なヤマメ(サクラマス)
天然記念物のオオサンショウウオもいます。なかなか充実した展示です。
こちらはニホンイシガメ。日本固有種で、大事にしたい存在です。
アオウオなどの大型の魚の展示。アオウオは屋外にもいて、餌やりもできます。
筒に隠れているのは、ニホンウナギです。
東南アジアのコーナーでは、レッドフィンバルブなど。
熱帯魚のような海の魚ほど派手ではありませんが、身近な魚から絶滅危惧種までじっくりと見られて、本当に勉強になる水族館でした。
水族館を出たところには、軽食コーナーもあります。
さらに、キッチンカーも数台。屋根の下にベンチとテーブルがありますので、昼食を現地調達にしても問題なさそうです。
羽生水郷公園ではカヌー体験も可能。
水生植物園のメタセコイアの下で、池を眺めて癒されます。
駐車場に帰る手前にもう一つ貴重なスポットが。宝蔵寺沼のムジナモ自生地です。
ムジナモは水面下に浮いている食虫植物で、ミジンコなどを捕食しているそうです。一面の湿原でよく分かりませんが、国内では羽生市にのみ自生している貴重な植物です。
さいたま水族館も含めて、羽生水郷公園は非常に面白いスポットでした!
埼玉の日光?国宝「妻沼聖天山本殿」を見学。
羽生のさいたま水族館から、もう少し足を延ばして熊谷市妻沼へ。ここには、素晴らしい彫刻が見所の国宝「妻沼聖天山(めぬましょうてんざん)本殿」があります。場所は妻沼の街中ですが、無料駐車場があり、車でのアクセスも便利です。
駐車場に停め、参道を歩きます。静かな参道ですが、桜の灯篭が綺麗。
道路を渡り、立派な仁王門をくぐり抜けて御本殿へ。
こちらが御本殿です。江戸中期の流れをくみ、見事な彫刻です。
ここもずっと見ていられますが、更に裏手に進んでいきます。
入場料(700円)を支払い入ると、おぉ。見事な彫刻が見えます。
これはすごい。確かに日光東照宮の流れをくむ、貴重な江戸時代の作品です。本当にきらびやか。実際に本殿は、日光東照宮を手掛けた弟子筋にあたる名職人により彫刻されたものです。
なかなか全体像が入りきらず、申し訳ない・・・
七福神が和やかに遊ぶ様子は、人間社会の幸せを象徴しています。
絢爛豪華で素晴らしいです。
この華麗な色彩は、2003年から2011年までの保存修理工事で復元されたものです。
この聖天山本殿が貴重な理由の1つとして、庶民の浄財により完成したものだということ。多くの国宝建造物が権力者側によって作られた(良い悪いは別として)のに対し、庶民の浄財によりこれだけのものが完成したのは稀有です。44年もの長い歳月がかかったそうですが、この妻沼の地での一大プロジェクト。当時何があったのか、非常に興味をそそられます。
見学を終わって、綺麗な撮影用の傘で一枚。良い写真が撮れます。
本殿以外にも見所が多く、ケヤキの夫婦の木。夫婦杉、など針葉樹のパターンは見かけますが、ケヤキは珍しいかもしれません。
境内の雰囲気も最高です。
総ヒノキ造りの多宝堂。
参道の「騎崎屋」さん。熊谷のご当地グルメである雪くまがいただけます。
暑い日は雪クマ(熊谷名物のかき氷)をいただくのも良さそうですね!
熊谷天然温泉 花湯スパリゾートは、首都圏の日帰り温泉No.1かも!
見所は全て回れて大満足。あとは温泉でサッパリしていきます。近くにある温泉で、目に止まった熊谷天然温泉 花湯スパリゾート。17号バイパス沿いで便利な所です。
入り口はこのような感じです。
以下2枚の写真は公式ホームページからの引用です。まずは広々とした内湯。これも源泉かけ流しです。
そして沢山の露天風呂。レイアウトも良く、雰囲気も最高でした。
大都市近郊の日帰り温泉施設であれば、源泉かけ流しの浴槽は全体のごく一部であることが多いのですが、ここは贅沢に温泉が使われています。自家源泉の量が多いようで、埼玉県の揚湯規制の最大量(300L/分)を使用しているとのこと。ほんのり硫黄の香りがする黄色っぽいお湯は、なかなかずっしりした味わいです。
湯上り処も様々なバラエティーがありました。足湯のコーナーなども。
ケーキもありました。近所なら買って帰ったところでしたが、遠いので我慢。
それにしても、こんなに本格的で新しく、広い日帰り温泉施設があるとは、熊谷の人は幸せですね。予想以上で大満足、更に料金も850円(休日料金)とリーズナブル。また、埼玉方面に出かけた際には立ち寄ろうと思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。近場でも予想外に充実したドライブになりました。出かけてみないと分からないことが多いですね。それではまた!