皆さんこんにちは!今回は栃木県へのドライブ記録となります。栃木と言えば、日光、鬼怒川、那須・・・などなど、有名な観光地がたくさん!勿論それらの街も素晴らしいのですが、今回は「るるぶ」「マップル」などでもあまり紹介されていないエリアを見て行きます。
ルート
柏を出発し、常磐道を那珂ICへ。国道、県道を経由し那須烏山市に入り、矢沢のやな(B地点)でランチ。その後、龍門の滝(C地点)、早乙女温泉(D地点)、宇都宮市内のカトリック松が峰教会(E地点)へと行きます。帰りは大変流れの良い、新4号バイパスをひたすら南下。高速代を節約です(笑)
那珂ICを下り、常陸大宮の街を抜けて那須烏山市までの県道の長閑さには驚きます。
関東近郊にこんな良い所があったんですね!
あゆの里 矢沢のヤナで絶品の鮎をいただく
那須烏山市街地から、那珂川沿いに国道を5分ほど。あゆの里 矢沢のヤナの看板がある交差点を左折します。
あゆの里 矢沢のヤナの位置↓
駐車場に停めると、早速ヤナが見えます。
通常であれば食事をしたお客さんは、このヤナ場で鮎のつかみ取り体験ができるそうです。この日は増水していてできず、残念!夏場から10月下旬まで体験できるそうですので、いつか再訪したいと思います。
このヤナは、幅11m、奥行18mと那珂川最大級!
簗(ヤナ)漁は、川の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った簗(ヤナ)という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかるのを待つ漁法です。
すのこは上流側に傾いて設置されて、上流側では水中にあります。そのため、川の水はすのこを通って流れますが、上流側から泳いできた魚は気付かぬうちにすのこの上に打ち上げられます。
那須岳を源流に持つ那珂川は、下流の水戸、ひたちなかを除いては大都市がないため清流で知られており、天然アユの宝庫としても知られています。各地でこのような観光ヤナがオープンしています。
つかみ取りはできませんでしたが、気を取り直して美味しい鮎をいただきましょう!
店内の水槽にも綺麗な鮎が。楽しみです。
メニューはこのような感じです。期間限定で子持ちアユフライ定食もありました。
少し古い店内は窓を開けていて、開放的。涼しい空間に、ビール会社の提灯が良い味を出しています。
川エビの唐揚げ。勿論うまい!
鮎のお刺身です。新鮮そのもので、口がパクパクしていました。程よく身がしまっていて、本当に美味しかったです。
お店の目玉のやな定食。ご飯も鮎飯です。
こちらは子持ちアユフライ定食。アユのお腹に黄色い卵がびっしり入っていました!
那珂川にかかる赤い橋と、濃い緑を眺めながらのランチは最高でした。
豪快な龍門の滝。烏山線とのコラボも良し!
那須烏山市の市街地からJR烏山線で1駅で、滝駅という駅があります。その滝駅から徒歩5分ほどで、龍門の滝があります。
車でもアクセス可能で、近くに無料駐車場も整備されて便利です。
滝を間近で見られる遊歩道を歩き、豪快な滝が見えてきました!
ものすごい水しぶきです。素晴らしい。
高さ20m、幅65mの龍門の滝。途中に2つの甌穴があるとのことですが、水量が多くよく確認できませんでした。
圧倒されていると、そこに何と烏山線が!ACCUM(アキュム)という愛称を持つ、蓄電池駆動電車です。リチウム電池を積んでおり、非電化の路線でも途中駅などで充電しながら走ることができる列車です。滝とのコラボに感動。
ただ、走行音が静かすぎて不意打ち感がすごかった・・・前触れがあればもっと良いアングルで撮れたのに(笑)
一応、シャッターチャンスタイムの掲示もありました。心静かに待たないと良い写真は撮れませんね。
今回はこの滝の迫力を中心にご紹介しましたが、紅葉や桜とのコラボも素晴らしいようですし、凍結した滝も見物だそうです。また違う季節に行ってみたいと思います!
また、龍門の滝については、以前にも那須烏山周辺のテーマで記事にしていますので、よろしければ。
良い雰囲気の太平寺にお詣り。
龍門の滝の駐車場から、通りを挟んで向かい側に、太平寺へと続く石段が。
ちょっと登ってみることにしました。
仁王門に大きなわらじが。このお寺は、803年に坂上田村麻呂が、蝦夷征伐の大願成就を祈って建立したといわれています。
ふらっと寄ったのですが、大変雰囲気の良いお寺。様々なことをお祈りしました。
目に入った絵馬には「東北大合格!」の力強い文字が。本当に頑張って欲しいです。そして、那須烏山辺りだと東北大を目指すんだな・・・と、奥州の入り口の雰囲気も感じられました。
硫黄の香り漂う本格的な日帰り温泉、早乙女温泉へ!
ちょっと風呂には早い時間ですが、楽しみにしていた早乙女温泉に入ります。早乙女温泉は、喜連川の市街地から近いところ。アクセスは便利です。
駐車場でも硫黄の香りが漂い、期待が高まります。
猫がたくさん。人懐っこい猫たちで、癒されます。
この温泉に入浴するのは10数年ぶりで2度目。硫黄の香りと、ややガソリン臭(笑)。効きそうな温泉です。お湯加減もちょうど良く、日ごろの疲れも取れます。
半露天の大浴場(この写真はとちぎ旅ネットさんより引用)
アメニティはシンプルにボディソープしかありません。シャンプー、リンスは受付で購入することができます。
本格的な日帰り温泉に入り、すっかり満足しました。
日本最大の大谷石建造物 カトリック松が峰教会
帰りは宇都宮方面から帰ります。宇都宮市内に日本最大の大谷石建造物があると知り、行ってみました。カトリック松が峰教会です。
東武宇都宮駅の裏手に位置する教会で、電車で訪問するのも良さそうです。
今回はコインパーキングに駐車し、訪問しました。
門構えも風格のある教会。
正面から全体を写すには、かなり広角のレンズが必要かと思いました。本格的なロマネスク様式の教会堂です。また、日本では数少ない双塔を持った教会建築です。
宇都宮にこんな建築物があるとは、驚きました。設計者はスイス人のマックス・ヒンデル。函館のトラピスチヌ修道院を設計した人でもあります。
どこか外国に来たような雰囲気です。
大谷石に施された意匠も見事。
かなりの驚きと感動でした。
宇都宮の北部の大谷町は、言わずと知れた大谷石の産地です。教会の向かい側にも大谷石のお洒落な建物が。
大谷石の採掘場も大変お勧めできるスポットです。近いうちにご紹介できたらと思います。
車を停めたコインパーキングより教会を振り返ります。こんな街中に突如現れる大谷石の教会。
東武宇都宮駅です。どうしても列車を撮ってしまいます(笑)
少し宇都宮市内をブラブラ歩いて帰宅です。時間があれば餃子の食べ歩きなども良いかと思います。
こんな感じで、ゆったりした行程ながらとても楽しい日帰りドライブになりました。有名なガイド本には全く紹介されていないスポットも多いのですが、感動する景色や味覚がたくさんあります。以上、那珂川沿いから宇都宮方面のドライブでした。
それでは!