私の地元の柏市の隣、松戸市は人口49万人余り、千葉県内では千葉市、船橋市に続いて3番目に人口の多い市です。駅前はかなり混雑した印象ですが、少し離れると非常に大きな21世紀の森と広場。それに隣接する立派なホール(おそらく千葉県では一番良いホールかと思われます)である、森のホール21、など、住環境としても、なかなか良いものがあります。
共働き子育てしやすい街ランキングでも2位にランクインしており、常磐線沿線民としては誇らしい気分にもなります(笑)。ちなみに1位は葛飾区で、こちらも常磐線沿線です!
(画像は下記リンク中より引用)
話が逸れてしまいましたが、今回はその松戸市にある、松戸市立博物館を少しご紹介します。
昭和に急成長した松戸市の歴史を、リアルに伝える展示
松戸市立博物館は、森のホール21から大通りを挟んで反対側に位置しています。2014年は、長女の用事が森のホール21で終わったあと、博物館を発見し立ち寄りました。
当時はJR武蔵野線の新八柱駅から、バスで向かいました。10分程度の距離です。
入ると最初は人類の誕生から。その後は縄文時代、稲作の開始ときて、古墳時代へと続きます。千葉県も小規模ですが古墳が点在しており、柏市、松戸市の隣の流山市にも古墳公園と呼ばれる公園があったり、君津市にも古墳群があったりと、身近な存在です。
その後は中世の展示。正直、当時は歴史の主役が西日本からせいぜい鎌倉なため、千葉県の片田舎の歴史に触れることは物珍しく、非常に興味深かったです。
その後は江戸時代。江戸時代ともなると、松戸は宿場町としてもそこそこ栄え始めたようです。この辺りは、近隣の流山、野田等と同じ空気感でしょうか。
そして、何より面白かったのが、やはり昭和!
松戸市の常盤平団地は、戦後の高度成長期の首都圏の旺盛な住宅需要に応えるために、1955年から開発が開始された、まさに昭和そのものといった団地です。
当時の団地の様子が、そのまま展示されています。
部屋に蚊帳を吊っている様子。もちろん、私も子供たちも、蚊帳はジブリ映画の中でしか見たことがありません。入って喜んでしまいました(笑)
これは寛ぎの居間でしょうか。まあ、悪くなさそうです。家電類も当時のままで良い雰囲気です。
これは、和室でおそらく小さなお子さんとお母さんが使っていたような感じ。うんうん、この雰囲気は昔の実家そのままです。
お風呂。こうして見ると、日本の家屋はお部屋はあまり進化せず、水回りは特筆すべき進化を遂げたのかもしれません。
キッチンとダイニング。これも正直、我が家とさほど変わりません。
最後に、団地の外側です。置いてあるバイクまで当時の雰囲気を忠実に再現。
やはり、街の歴史からか、昭和のこの団地の展示が一番面白かったです。意外と貴重な展示なのではないでしょうか。
最後に、博物館の向かいの森のホール21です。非常に立派なホールです。何かコンサートがあれば、聴いてみたいところです。
今日は、千葉県の代表的なベッドタウン、松戸市にある松戸市立博物館をご紹介しました。近くにお立ち寄りの際は、覗いてみると面白いと思います。では!