本日は3連休の中日。当初はスキーを計画していましたが、計画していたスキー場の雪不足により延期。代わりに上野に行き、今週末で終了するゴッホ展に行くことにしました。
特急ときわで上野にダッシュ。しかし、すでにゴッホ展は長蛇の列。
ゴッホ展が開催される、上野の森美術館の開館はAM9時半。少々出遅れ、柏発AM9時42分のときわ号に乗車し、急いで向かいます。
ときわ号の車内は広々としており、走行音も静か。約20分の移動でも旅行気分を味わえます。
この車両、E657系は非常によくできた車両だと思います。常磐線は恵まれています。
上野の森美術館に到着。あぁ、これはダメだ。以前覚悟して並んだ、「怖い絵展」は50分待ちでしたが、それ以上の長さだということはすぐに分かりました。
AM10時過ぎで90分待ち。
一応、パネルの写真を撮っておきます。糸杉は見たかったなぁ。しかし、寒空の下子供たちをひたすら並ばせるのも・・・ということで、目的地を変えます。
特別展「ミイラ」を見学。凄かった・・・
国立科学博物館にて、特別展「ミイラ」が開催されていることは知っていましたので、作戦を切り替えそちらに向かいます。特別展「ミイラ」は2020年2月24日までの開催ですので、終了直前のゴッホ展のような混雑はないはずです。
移動途中、正岡子規記念球場なるものがありました。少年野球が行われていましたが、歴史ある球場で試合ができる東京の子は良いですね。
ミイラを科学する展覧会。大変興味深い展覧会です。
こちらも多少は待ちますが、チケット購入も合わせて30分程度の待ち時間でした。この程度なら、少し間が空く電車を待つ感覚ですので気楽です。
特別展「ミイラ」内の撮影は禁じられていましたので、写真をご覧いただくことができず残念です。アンデス、エジプト、ヨーロッパ、オセアニア、アジア各地のミイラが一堂に会する展覧会でした。同じミイラでも、各地で作成する意味付けなどが異なっていたり、ミイラの作成方法が進歩していく様など、とても面白かった。
個人的に印象に残っているのは、ネコのミイラです。あと、個人的な興味から自らミイラとなった江戸時代の本草学者の穏やかな満足気な表情だったり、即身仏の神々しさだったり。科学的興味からずっと見学していたわけですが、最後の即身仏の展示ではじんわり涙が(笑)。頭が下がる思いが致しました。
画像や詳細は、下記リンクに入っていただければと思います。
常設展も面白い、国立科学博物館
特別展「ミイラ」の後には、同じチケットで常設展も見学できますので、少し見てみます。
国立科学博物館は、地球館と日本館の2館に分かれています。地球館はいわゆる一般的な自然科学系の展示が豊富。
この写真は、地球館に入ってすぐの所にある、系統広場という展示です。系統樹が足元に表示され、分類をたどっていくと標本に行きつく。昔からありますが、素晴らしい展示だと思います。
地球館も大変大きく、1フロアを1時間程度かけて見ていくと、特別展の後では到底1日では回りきれません。我が家では、特別展の後に2フロアぐらいを目安に見学していき、興味のある分野を少しずつ見ていくことが多いです。
地球館は何度か訪れているので、今回はもう1つの日本館を中心に回ることにしました。
日本館も自然科学系の展示が多いですが、日本固有種や、日本列島の成り立ちを丁寧に解説してくれています。
これは、日本で発掘された恐竜、フタバスズキリュウの化石です。迫力があります。
日本館の建物も魅力の一つで、ネオ・ルネサンス様式の重厚な建物です。1931年竣工とのことで、国の重要文化財に指定されています。
所々にボランティアの方々が常駐され、解説をしてくれます。
ブラキストン線とか、昔習ったなぁ(笑)。良い復習になります。
出口ではシロナガスクジラと記念撮影ができます。
常設展も大変優れた博物館だと思います。ゆっくり見ると、大変な知識を吸収することができます。メインの特別展の後、少し疲れているところを頑張って、ぜひ常設展もかいつまんで見学することをお勧めします!
頭が一杯になった所で、上野の公園を散歩し、昼食を食べ帰宅!
ミイラやら、化石やらで頭が一杯になりました。既に時刻はPM2時頃。昼食に向かいます。途中、ゴッホ展の行列を再度見ましたが、140分待ちとなっていました。やはり会期序盤に行くべきでしたね。
途中、大道芸人さんの芸を見ました。楽しかった。
上野の山を下り、駅前へ。上野は外国人観光客の方の数が増え、一時の活気を完全に取り戻しましたね。
レストランと言えば、定番のじゅらくに向かいましょう。
カツライスです。安定の美味しさでした。ビールも頼めば良かった。
帰りの常磐線はガラガラです。ボックスシートで家族でのんびり帰宅です。
ゴッホ展が見られなかったのは残念でしたが、またチャンスはあると信じます(笑)。それ以上に、ミイラを見学できたのが素晴らしい思い出となりました。間近でじっくりと見学でき、これも非常に貴重な展覧会だったと思います。まだ1ヶ月以上会期は残っていますので、皆様もぜひご覧になってはいかがでしょうか?