千葉県北西部からは意外と行きやすい、福島県浜通り地区。今回はいわき湯本温泉への一泊旅行の記録です。当時2歳の長女を連れて。
ルート
最寄りの柏ICから常磐道でいわき勿来ICまで。常磐道は本当に走りやすい道ですが、日立南太田ICからのトンネル連続区間では睡魔に注意です。適宜休憩を取りながら行きましょう。
柏→いわき勿来IC→小名浜港で寿司→アクアマリンふくしま→いわき湯本温泉『古滝屋』で一泊です。
まずは小名浜港で回転寿司を。いわきら・ら・ミュウにて
いわき勿来ICを下り、小名浜港に向かいます。小名浜港は福島県一の大きな港であり、物流の拠点としても重要な港です。東京と仙台のちょうど中間という立地条件もあり、両港の避難港として整備されてきた歴史もあるようです。
今は物流の拠点として以外にも、観光スポットにもなっています。その一つがいわきら・ら・ミュウで、観光物産館だけではなく、様々なレストランが入っています。
2008年当時は、回転寿司屋さん「おのざき」が入っていました。(現在は小名浜の街中に移転したようです。他にもいわき市内に数店舗あるようです。)
こういう漁港近くの街に来ると、地元の回転寿司屋さんが本当に安くて美味しいです。住んでいる方が羨ましい・・・
ら・ら・ミュウの中をゆっくりしたいところですが、本日の目的地は水族館です。先を急ぎましょう。
アクアマリンふくしまで、生態系をくまなく実感。
福島の有名な水族館、アクアマリンふくしまも小名浜地区に位置しています。東北最大級の水族館であり、特に親潮と黒潮が出会う場所である、福島沿岸の海や、淡水魚の展示も丁寧です。
入場するとまず、太古の海から現在までの歴史の解説が。シーラカンスの展示も迫力がありました。
そのコーナーが終わると、次は福島の川から海に至るまでの様子。淡水魚の展示へと移ります。イワナ、ヤマメからはじまり、ウグイなど、そしてボラに至るまで、自然と海への展示に移るのがとても上手。
そして大水槽へと移っていきます。気持ちよさそうに泳ぐウミガメ。
親潮と黒潮の2つの水槽を、三角トンネルでうまく仕切って展示しています。この潮目の海を象徴する2つの水槽を合計した水量は、2,050トンだとか。
展示を見終わり、子供をボールプールで遊ばせます。あっという間に時間が過ぎていきます。
この他にも、屋外に実際の海のようなタッチプールがあり、一日中いられる場所だと思いました。そして、とても充実した展示の割に、当時はそれほど混雑していませんでした。また行きたい水族館です。
そして、この水族館を語る上では東日本大震災のことを忘れるわけにはいかないでしょう。津波に襲われ、その後の停電による水槽の循環停止により、多くの魚を犠牲にせざるを得ない状況となったのですが、大変な苦労の後、見事に復活して今まで以上に有名な水族館となっています。
宿泊はいわき湯本温泉『古滝屋』で源泉かけ流しの温泉を堪能。
今回の宿は、いわき湯本温泉『古滝屋』です。いわき湯本温泉は、湯量が豊富な硫黄泉で、古くから有名な温泉です。
特に、この『古滝屋』は、100%源泉かけ流しの歴史ある温泉旅館で、とても楽しみにしていました。
結果、すっかり気に入り、その後は猪苗代、福島方面へのスキーの帰りに日帰り温泉でも気軽に利用しています。泉質も本当によく温まるいいお湯で、あつ湯とぬる湯と両方用意されているのが、子連れにも有難いところです。
料理はやはりこの地域ではあんこう鍋です。秋~冬は、やはりあんこう鍋が最高ですね!
この宿も震災の後、かなりの長い間素泊まり限定で営業再開していましたが、やっと1泊2食付きで完全オープンとなったようです。また泊まりに行きたいところ。