皆さんこんにちは!今回はかなり昔のドライブの記録となりますが、秋も深まる10月中旬、北海道の層雲峡から美瑛、富良野までをドライブした様子をご紹介します。2005年当時の様子をお楽しみください。
- ルート
- さあ、層雲峡へ!どんどんと深まる秋を実感できる絶景コース。
- まずは訪れるべき、層雲峡ビジターセンター
- 小さな温泉街と足湯でゆっくり。
- 秋も美しい、銀河・流星の滝
- 柱状節理の大迫力を楽しめる、大函。
- ランチは愛別町できのこ尽くし。
- 夕暮れの美瑛。
- 富良野和牛を贅沢にローストビーフ丼で。くまげらで夕食。
ルート
札幌を出発し、当時は貧乏旅で高速を使わずに国道275号線と12号線で旭川へ。旭川からは国道39号線で愛別町を抜け、層雲峡(地点B)に到着です。その後、銀河・流星の滝、大函といった景勝地を回り、愛別町(地点C)に戻り昼食。旭川市郊外を南下しながら美瑛町のマイルドセブンの丘(地点D)、ケンとメリーの木(地点E)、夕食は富良野市内のくまげら(地点F)で。一日たっぷりと使った行程となりました。
さあ、層雲峡へ!どんどんと深まる秋を実感できる絶景コース。
札幌を早朝に出発します。それにしても爽快な道が多い北海道。いつかまた、10日くらいかけて道内一周などしたいものです。
旭川は10月中旬で既に紅葉真っ盛り。市街地からも見事な紅葉が見られます。
層雲峡への入り口の上川町内に入ると、一層黄色やオレンジの色が濃くなってきます。札幌から走ると、どんどん秋が進んでいくのを実感できて、最高のドライブでした。
上川町の市街地を過ぎた辺りから、景色が層雲峡らしくなってきます。白っぽい岩石の上に、黄色や赤の紅葉が映えます。
層雲峡まではあと20km足らず。紅葉に挟まれて、順調に走ります。
柱状節理も捉えられるようになってきました。層雲峡は、石狩川に沿って24km程度に渡って続く、このような断崖絶壁の総称です。3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が石狩川によって浸食され、出来たものなのだとか。
車を停めて間近で見学すると、紅葉も見事ですが、その下の柱状節理にも圧倒されます。
層雲峡温泉入り口に到着しました。温泉街の入り口に立体駐車場があり、日帰りでもゆったりと楽しめます。
当時からこのような大型ホテルが沢山並んでおり、温泉の質も素晴らしいところです。
今回は日帰りでサクっと楽しんでいきたいと思います。
まずは訪れるべき、層雲峡ビジターセンター
温泉街の上部に層雲峡ビジターセンターがあります。こちらは入場無料で、層雲峡の成り立ちや、自然環境について学ぶことができます。位置は下の地図の通りです。
外観はこのような形で、景観に馴染んだ良い建物だと思います。
内部の様子です。エゾシカをはじめとした動物の展示や、層雲峡の成り立ちについて、特に柱状節理の成立の仕方の動画は、当時でも大変分かりやすかったです。
ヒグマの剥製も大迫力です。やはり、少し遠くで見る方が神々しくて良いですね(笑)
自然や地形の成り立ちの他、登山道情報なども豊富に揃っていますので、到着したら立ち寄るのがお勧めです。
小さな温泉街と足湯でゆっくり。
ビジターセンターを出て、温泉街へ。と言っても、街全体が一区画程度のイメージです。どの場所からも、大迫力の断崖絶壁が。
旅館が軒を並べる温泉街ですが、やはり本州とは雰囲気が違います。
湯元銀泉閣さんの足湯が無料で開放されていましたので、浸かっていきます。
無料の足湯にしては、贅沢な広さとお湯の量。足湯だけでも結構リラックスできます。
手ぶらで来た我々のような人には有難い、足湯タオルの販売がありました。
足湯につかりながら、紅葉を楽しめます。これが無料なのは贅沢な体験でした。
10月初旬であれば、奥にある黒岳ロープウェイに乗車し、山の紅葉も楽しめたでしょう。それでも、麓中心の今回の紅葉も見事でした。
秋も美しい、銀河・流星の滝
層雲峡温泉街からほど近い見所の一つに、銀河の滝、流星の滝という美しい滝があります。場所は以下の地図の通りです。
切り立った岩山を流れるラインが美しい銀河の滝。落差は120mもあるそうです!キリっとした空気感が今でも思い出される場所です。
背後の山を登ると、銀河の滝と流星の滝が一度に眺められる双瀑台にアクセスできます。
今はどのような道か分かりませんが、当時から木道がきっちりと整備されていました。
20分弱かけて登ると、このようなスケールの大きな景色が見られます。本当に日本離れしている景色です。
帰りの道中も、カツラの木の黄葉などを楽しみながら。楽しい道でした。
柱状節理の大迫力を楽しめる、大函。
層雲峡の地形をさらに体感しに、もう少し東へ。大函(おおばこ)に行きます。位置は下の地図の通りです。
この峡谷美はなかなか。垂直に切り立った岩石の中を、石狩川が流れて行きます。
高さが最大の場所では200mの崖となるそうです。ただ、素晴らしい景観は崩れやすいもの。相次ぐ落石事故などもあり、今は入り口を見るのみです。
こちらは神削壁。どうやら2021年現在はここまでは行けない様子ですが、当時の写真を揚げておきます。
間近で柱状節理の巨大な崖が迫り、圧倒されました。
国道38号線も、柱状節理の下を神業のように通した路線だということが良く分かります。北海道を拓いた先人の努力に、頭が下がります。
ランチは愛別町できのこ尽くし。
午前中からあちこちと移動し、お腹が空きました。層雲峡の温泉街でラーメン、というのも良かったのですが、行きの道中見かけたドライブインが妙に気になり、愛別町に戻りました。
今は無いドライブインですが、現在跡地に「山の食房」というお店がオープンしており、評判も良いようですね。今度行ってみようと思います。
当時はこのような素朴なメニューでした。
あまり上手く撮れていませんが、マイタケなどが色々入ったキノコ天ぷらは美味しかったです。
愛別町は道内屈指のきのこ生産量を誇る町。昭和47年に2戸の農家がエノキダケの生産施設を建設したことが始まりとのことで、何でもチャレンジする価値はあるのだと再認識させられます。
夕暮れの美瑛。
愛別を出たのが14時半過ぎ、美瑛到着は16時を回りました。秋の日は釣瓶落としと言いますが、北海道は一層速いイメージです。
美瑛町内には数多の見所がありますが、数か所かいつまんで、まずはマイルドセブンの丘へ。位置は下記の地図の通りです。
晴天の日中なら、Windowsの壁紙のような景色。ただ、やや曇りの夕暮れも良かったです。
どんどんと日が暮れて行きます。
広い北海道といえど、ここまで丘を綺麗に見せてくれる場所はあまり知りません。
防風林も美しい。
美瑛は十勝岳の北斜面からの泥流や火山灰が堆積したところに、放射状に河川や谷が形成されて出来た地形だそうです。そこをまたダイナミックに人が開拓していきました。
過去の写真をアップしつつ、また美瑛に行きたくなりました。
一般社団法人 美瑛町観光協会 | 心を写す 美瑛町へようこそ
ケンとメリーの木です。が、完全に日が暮れてしまいました。
富良野和牛を贅沢にローストビーフ丼で。くまげらで夕食。
最後に、一度食べたかった一品を楽しみに、富良野の「くまげら」へ。
場所は以下の地図の通りです。
あまり写真が上手くありませんが、明らかに絶品で今でも良く覚えています。富良野和牛が口の中でとろけていきます・・・
今ならもっと良い写真と、色んなメニューが紹介できるはず。大変魅力があるお店で、また行きたい所です。
少し詰め込んだ日程になりましたが、北海道の秋を満喫できた良い旅だったと思います。層雲峡は最近、あまり注目されていないとの話もありますが、景色は素晴らしいものがあります。ぜひ機会がありましたら、訪問してみてくださいね。それではまた!