軽井沢旅行の2日目は、北軽井沢方面に回って大地のパワーを満喫しようという計画です。最初は中軽井沢の石の教会 内村鑑三記念館に立ち寄り、その後に鬼押出し、白糸の滝というルートをたどりました。
初日の様子はこちら↓
kozure-m.hateblo.jp
ルート
朝はゆっくりとして、追分を出たのが11時頃。ゆっくり出発して回りました。帰りは上信越道が渋滞していたため、碓氷軽井沢ICで高速に乗らずに下仁田ICまでもみじラインを通っています。峠道で楽しい道です。その後は、関越、東北道の渋滞を避けて、佐野付近から渡良瀬遊水地の脇を抜け、古河、野田と通って柏に帰着するルートです。
自然と融合した石のアーチ、神秘的な石の教会
北軽井沢までの途中、石造りの非常に神秘的な教会があると知って、立ち寄ってみました。この辺りは星野地区として、人気のエリアです。少し道に迷いましたが、無事到着。
広葉樹の林に溶け込むように、石の塀が見えてきます。
内村鑑三の「無教会思想」を体現した石の建築。祈りの場こそが教会である、自然の中に祈りの場がある、という(間違っていたらごめんなさい)考え方を現した建築です。
ちょうど結婚式の最中でしたので、30分ほどゆっくり待たせてもらいました。
入口はこんな感じです。美しい石畳と緑が素晴らしい。
石のアーチが重なりあう、ユニークな形。
しばらく待ち、中に入れるようになりました。林の中を教会へと歩きます。
荘厳な入口です。ここから先は、撮影禁止でした。
建物の中の様子は、リンク先をご覧いただきたいと思います。素晴らしい空間でした!
www.stonechurch.jp
駐車場までの坂道。あぁ、軽井沢は美しい。
有名観光地、鬼押出しはやはり凄かった。
中軽井沢から北上し、もう少し標高を上げていきます。ここから鬼押ハイウェーに入り、浅間山からの溶岩が覆う景観が魅力の鬼押出しに向かいます。
とっても美しいドライブルート。曇りなのが残念ですが、それでも爽快です。
鬼押出し園に到着。ここの建物も知る人ぞ知る、昭和の名建築です。全てがスロープでつながれている、斬新な建物。
昼食はこの中のラーメン屋さんで食べました。
さあ、溶岩を見ながら歩いて行きます。浅間山は雲に隠れていますが、雄大な景色。
強風で、めまぐるしく雲が動いていきます。
初夏の頃は、高山植物も綺麗なようです。今はウルシが色づいていて、秋の訪れを感じました。
こちらは草津白根山方面かな?素晴らしい景色です。
この辺りも紅葉が始まっていました。
期せずして、ヒカリゴケの撮影に成功。綺麗に光っています。
1783年(天明3年)の大噴火の際、最後に流出したのが鬼押溶岩流。迫力をまざまざと感じながら、遊歩道を歩きます。
天明の大噴火の際は、この先まで火砕流が猛スピードで下っていき、鎌原村を飲み込みました。
再度振り返って浅間山。溶岩の上にも、今はたくましくマツ類を中心に樹木が生えています。
10数年ぶりに訪れましたが、改めて凄いところだと感じました。
遊歩道の途中。上野の寛永寺の別院の観音堂があります。
さらに素晴らしかったのが、植物の紹介もとても丁寧。見ていて飽きません。
景色も素晴らしいですし、何より火山の力を感じるには最高の場所ではないでしょうか。軽井沢からも近いところですので、ぜひ足を伸ばしてみることをお勧めします。
www.princehotels.co.jp
最後は白糸の滝で、明日への活力をチャージ。
鬼押出しを見終わった段階で、午後3時半を回っていました。もう帰っても良い時間ですが、10分ほどで白糸の滝に着きますので、欲張って回ってみます。
白糸の滝入口、ここから少し登ります。
上品に、まさに糸のように水が流れ落ちています。水も本当に綺麗で、ぼんやり時間を過ごすには最高の場所です。
端の方では、間近で滝を触ることもできます。遠くから見るのとは違い、結構な水圧に驚きます。
くっきりと層が分かれているところから、浅間山の伏流水が出ています。面白い。
白糸の滝と駐車場を結ぶ遊歩道も、このようなせせらぎの脇を通り、良い散歩道です。
白糸の滝を下りて、旅の最後。いわなの塩焼き、きのこ汁、手づくり湧水とうふをいただきました。いわなも久しぶりに食べましたが、美味しいですね。
水槽のイワナ。
gurutabi.gnavi.co.jp
1泊2日の軽井沢でしたが、とても良い旅行になりました。ここまで軽井沢が魅力的な場所だとは・・・今まで、少し気取った別荘地、という先入観を持っており、きちんと観光したことが無かった軽井沢ですが、やはり人気になるだけの理由がありますね。深い歴史と、自然に囲まれたとても魅力的な場所でした。
さあ、次はどこに行こうかな!